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    • Language teaching

    オンライン英会話は子どもにどんな効果がある?メリット・デメリットと、成長を客観的に測る方法を解説

    投稿者 Pearson Languages
    所要時間: 6 minutes

    お子さまに英語で自信を持ってコミュニケーションできるようになってほしいと考え、オンライン英会話を検討する保護者の方は少なくありません。一方で、「オンライン英会話と通学型の英会話スクール・英語塾のどちらがよいのか」「本当に英語力が伸びているのか分からない」という迷いは、多くの保護者に共通する悩みです。

    オンライン英会話の効果やメリット・デメリットを理解するとともに、英語力の伸びを客観的に確認する方法を知ることで、お子さまに合った学習環境を選びやすくなります。

     

    オンライン英会話は子どもの学習に効果がある?

    オンライン英会話は、継続的に学習できれば英語力の向上に効果が期待できます。

    その上で、「楽しそうにレッスンを受けているけれど、本当に上達しているのか分からない」と感じる保護者も少なくありません。そのため、客観的に成長を確認できる仕組みがあるかどうかが重要です。

     

    子ども向けオンライン英会話のメリット・デメリット

    まずは、オンライン英会話ならではの特徴を簡単に整理しておきましょう。

    【メリット】リーズナブル・送迎不要・自分のペースで学べる

    オンライン英会話の月謝は、通学型と比べて低い傾向にあります。また、送迎の負担もなく続けやすいスタイルと言えます。

    レッスン時間も比較的柔軟に選びやすく、生活リズムに合わせて学習計画を組める点も特長のひとつです。さらに自宅という慣れた環境で受講でき、初めて英語を習うお子さまも緊張しにくいメリットもあります。

    【デメリット】集中力の維持や講師とのコミュニケーションが難しい

    一方で、画面上のレッスンは対面に比べて集中力が途切れやすいという声もあります。とくに低学年のお子さまの場合、画面の向こうの講師とのやり取りだけでは、途中で気が散ってしまうケースも少なくありません。

    担当講師が固定されない形式のサービスも多く、その場合は毎回異なる講師とのやり取りになるため、お子さま一人ひとりの性格や学習状況を継続的に把握することが難しいケースもあります。また、特に小学校低学年では、レッスン開始時のサポートや学習習慣づくりに保護者の関与が必要になることもあります。

     

    オンライン型と通学型、それぞれの良さを知って選ぶことが大切

    このように、オンライン型にはメリットもデメリットもあり、「通学型とどちらが優れているか」について明確な答えはありません。大切なのは、お子さまの性格やご家庭の状況に合わせて選ぶことです。

    オンライン型が向いている家庭・子どものタイプ

    送迎の時間が取りにくい共働き家庭や、人見知りでオンラインのほうがリラックスして話せるお子さま、まずは英語に慣れることから始めたいご家庭には、オンライン型が適しています。

    習い事の数が多く、スケジュール調整の負担を減らしたいご家庭にとっても、隙間時間を活用できる点はオンライン型の大きな魅力です。

    通学型が向いている家庭・子どものタイプ

    対面レッスンのほうが集中力を保ちやすいお子さまや、友だちと一緒に学ぶことでモチベーションが高まるタイプ、決まった曜日・時間のレッスンを生活リズムに組み込みたいご家庭には、通学型の環境が向いています。

    また、通学型は講師や仲間と直接顔を合わせることで自然な会話が生まれやすく、コミュニケーション面での成長も期待できます。

    どちらの形式でも共通して重要なのは、目標設定と効果測定

    「オンライン型か通学型か」という形式以上に重要なのが、「何を目標にし、成果をどのように確認しながら学習を進めるか」という点です。この視点が抜け落ちると、せっかくレッスンを継続していても成長を実感しにくくなってしまいます。

    現状、多くのスクール・塾では、講師からのフィードバックやテスト結果をもとに学習成果を確認しています。さらに、お子さまの成長をより分かりやすく把握するためには、継続的かつ客観的な評価指標をあわせて活用することが有効です。

     

    世界標準の英語力指標で成長を確認するメリットとは

    お子さまの成長をしっかりと把握するには、「オンライン型か通学型か」だけでなく、「客観的に成果を測れる仕組みがあるか」という視点で英会話スクール・英語塾を選ぶことをおすすめします。

    世界標準の英語力指標(CEFR/GSE)について

    英語学習の成果を確認する際は、目先のテスト結果だけでなく、長期的な成長を見据えることも大切です。その際に役立つのが、「CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)」と、それをより細分化した「Global Scale of English(GSE)」です。これらは世界中で活用されている英語力の指標で、お子さまの現在のレベルや成長を客観的に確認できます。

    学習の早い段階から世界共通の基準で成長を把握することで、テスト対策だけでなく、将来の進学や留学も見据えながら英語学習を進めやすくなります。

    聞く・話す・読む・書くを偏りなく評価する必要性

    英語力は、話す力だけで測れるものではありません。聞く・話す・読む・書くの4技能をバランス良く評価することで、お子さまの得意な部分や、今後さらに伸ばしたい部分が見えてきます。4技能を総合的に評価することが、実生活で使える英語力の習得にもつながります。

     

    英語力の成長を客観的に確認する方法

    お子さまの英語力の伸びを把握するために、世界標準の指標に沿ったテストを活用しているスクールもあります。そのひとつが、ピアソンが提供する小学生向け英語アセスメントツール「English Benchmark - Young Learners(EBYL)」です。

    世界標準の一貫したものさしで成長を記録できる

    EBYLは世界標準の指標であるGSEでスコアを算出します。英語学習の早い段階から将来まで、同じものさしで継続的に英語力を測れるのが特長です。成長の過程を一貫した基準で確認できるため、長期的な視点でお子さまの英語学習を見守ることができます。

    「数値」と「できること」の両面から成長を把握できる

    GSEスコアという定量的な数値と、「英語で何ができるか(Can Do)」という具体的な行動レベルで示す定性的な指標の両方から、お子さまの成長を多角的に把握できます。

    4技能評価が、子どもの着実な英語力と自信につながる

    EBYLは、単なる採点ツールにとどまりません。「自分はこれができるようになった」という実感を積み重ねることで、お子さまの英語学習への自信を育みます。客観的な評価に裏付けられた成長実感は、学習意欲の維持にもつながります。

    AI採点により、一貫した基準でスピーキング力を評価できる

    EBYLはAIによる自動採点を採用しており、評価する人によるばらつきを抑えながら、スピーキング力を客観的に評価できます。一貫した基準で測定できるため、お子さまの成長や変化を継続的に確認しやすい点が特長です。

    子どもが緊張せず本来の力を発揮できる

    PCやタブレットを使ったゲーム感覚のテスト設計により、お子さまがプレッシャーを感じることなく、リラックスした状態で本来の力を発揮しやすいよう工夫されています。テストへの心理的なハードルを下げることも、「偏りのない技能評価」には欠かせない要素です。

     

    客観的な評価を導入する英会話スクール・英語塾の選び方

    英会話スクール・英語塾選びの際は、「オンライン型か通学型か」という形式にとらわれず、「EBYLのような客観的な評価の仕組みがあるか」を判断基準のひとつに加えることをおすすめします。

    目標設定・定期評価・保護者への共有の仕組みがあるか

    具体的には、下記の3点を確認しましょう。

    •  学習の目標が明確に設定されているか
    • 「定期的な評価」が仕組みとして組み込まれているか
    • その結果が保護者にわかりやすく共有されるか

    これらはオンライン型と通学型のどちらの形式であっても、成果を実感するために欠かせない要素です。

    体験レッスンや説明会では、評価方法や結果の共有方法について質問してみると、そのスクールの学習サポート体制を理解しやすくなるでしょう。

     

    まとめ|子どもの英語力の成長を、世界標準で確かめましょう

    オンライン英会話は、リーズナブルさや手軽さという点で優れた選択肢の一つです。ただし、その効果を確かめるには、目標設定と客観的な効果測定の仕組みが欠かせません。

    ピアソンのEBYLは世界標準の指標であるGSEに基づき、4技能をバランス良く評価することでお子さまの成長を着実に可視化する英語力アセスメントツールです。オンライン型・通学型を問わず、EBYLが導入されたスクールであれば、お子さまの英語学習を確かな指標で確認しながらサポートすることができるでしょう。

    大切なお子さまの英語学習だからこそ、世界標準の評価で、着実な成長を確かめてみませんか。英語学習のヒントについて、ピアソンによる「保護者のための英語学習ガイド」もぜひご覧ください。

  • A teacher stood infront of a blackboard with text, speaking to her students sat at desks
    • Language teaching

    小学生の英語学習は何をすればよい?学校での学習内容と“話す力”の伸ばし方を解説

    投稿者 Pearson Languages
    所要時間: 6 minutes

    小学生に対する英語教育が本格化する中、「学校の授業だけで十分なのか」「家庭や英語教室での学習も必要なのか」などと不安を感じている保護者の方もいるでしょう。

    本記事では、小学校の英語教育の内容や中学校の授業との違い、中学校進学前に身に付けたい力、そして家庭学習のポイントについて解説します。

    小学校の英語教育は今どうなっている?

    小学校の英語教育は、2020年度から新学習指導要領にもとづき、小学校3~4年生の「外国語活動」と小学校5~6年生の「外国語科」に分けて実施されています。

    まずは学年別に学習内容の特徴を見ていきましょう。

    小学校3~4年生:外国語活動の内容

    小学校3~4年生の外国語活動では、「聞くこと」「話すこと(やり取り/発表)」の2技能3領域を扱います。英語の音声や基本表現に慣れ親しみ、コミュニケーションの土台を育てる段階です。

    文部科学省が作成した教材『Let’s Try!』などを活用し、イラストや音声、ゲーム、歌などを通じて、あいさつや自己紹介、好きなものについて英語で伝え合う楽しさを体験します。

    小学校5~6年生:外国語科のポイント

    小学校5~6年生では英語が正式に「教科」となり、通知表による評価の対象になります。中学年で扱った「聞くこと」「話すこと」に「読むこと」「書くこと」が加わり、4技能5領域を学びます。

    授業では音声で慣れ親しんだ表現を読んだり、例文を参考に自分のことを書いたりしながら、コミュニケーションを図る基礎を育むことが目標です。

    学習時間・単語数の目安

    現在の学習指導要領では、小学校3年生から6年生までの4年間で、合計210単位時間(1単位時間=授業1コマの時間)の英語学習が設定されています。扱う語彙の目安は、600~700語程度です。

    ここで言う600~700語は、「小学生がすべての単語を暗記し、自由に読み書きできる状態(水準)」を求めるものではありません。授業の中で繰り返し触れ、音声や具体的な場面と結び付けながら理解していく語彙も含まれます。

     

    中学校への進学で見られる「英語教育の壁」

    中学校では、小学校で身に付けた4技能を土台として、より高度な言語活動へ移ります。英語の授業時間は、小学校5~6年生の年間70単位時間から、2倍の年間140単位時間へと増加します。

    小学校と中学校の英語授業・学習内容の違い

    中学校では授業時間や学習語彙が増え、自分で英文を組み立てる力も求められます。

    また、文法を体系的に学ぶほか、まとまりのある英文を読んだり書いたりします。授業は英語で行うことを基本とする方針も示されており、小学校から学習内容や授業の進め方が大きく変わる点は押さえておく必要があるでしょう。

    とくに注意したいのが、小学校で触れた語彙の定着不足と、「話す・書く」といったアウトプット面のつまずきです。

    単語量のギャップが負担になることも

    小学校では600~700語程度を扱い、中学校ではそれに加えて新たに1,600~1,800語程度を学びます。中学校の英語学習は小学校で扱った語彙や表現を土台として進むため、これらの定着度が進学後の理解に影響します。

    小学校では音声や活動を通じて語彙に触れる学習が中心です。そのため、語彙が十分に定着しないまま中学校で新たな語彙や文法の学習が始まることがあり、このギャップは一般に「小学校700語問題」とも呼ばれています。

    中学校進学前に伸ばしたい「話す・書く」のアウトプット

    令和4年度(2022年度)に実施された「学習指導要領実施状況調査」では、多くの小学生が英語を聞いて内容を捉えたり、簡単な英文を読んだりできていました。一方、自分の考えや気持ちを整理して発表する問題の正答率は、「知識・技能」(64.0%)、「思考・判断・表現」(64.7%)と、他の問題より低い結果となっています。

    例文を書き写したり質問に答えたりできても、自分の考えを英語で表現するには、語彙や文法を組み合わせる力が必要です。中学校では即興で伝え合う活動や英作文も増えるため、小学生のうちから自分の言葉で表現する経験を積むことが重要です。

     

    小学生が英語学習で身に付けるべき力とは

    将来につながる英語力を育てるには、小学生のうちから「聞くこと」「読むこと」「話すこと(やり取り)」「話すこと(発表)」「書くこと」の4技能5領域を偏りなく伸ばし、自分の考えを英語で伝える経験を積むことが大切です。

    これからも重要性が増す「話す力」

    さらに近年では学校の授業に加え、実用英語技能検定(英検)や一部の入試でも、知識だけでなく4技能を活用する力が重視されています。相手の話を理解し、その場で自分の考えを伝える力が求められるのは、実社会においても同様です。

    ただし、単語や文法を覚えるだけでは、とっさに英語を組み立てて話せるようにはなりません。話す力を伸ばすには、知識を実際の会話で使い、相手の反応を踏まえて表現する経験が必要です。

     

    英語学習、いつから始めるべき?家庭でできる学習方法とは?

    英語学習を始める年齢に一律の正解はありませんが、小学生の時期は英語の音や表現に親しみ、英語を使うことへの自信を育てる土台づくりに適しているとされています。

    ただし、早く始めることだけを優先し、難しい教材や多くの課題を与えると、英語への苦手意識を招いてしまう恐れがあります。お子さまに合った方法で楽しく続けながら、学校で学んだ英語を家庭でも繰り返し使うことが習熟のポイントです。

    学校の学びを家庭でどう伸ばすか

    家庭では、学校の外国語活動や外国語科で習った単語・表現に繰り返し触れる機会をつくるとよいでしょう。授業で習った表現を親子で使ったり、英語の歌や動画、音声付きの絵本に触れたりすることで、学習内容の定着を後押しできます。

    一方、家庭学習だけでは、相手の発言を聞き、その内容や反応に合わせて英語を使う経験が限られてしまいます。「分かる」英語を「相手に伝わる」英語へ発展させるという部分では、講師やほかの子どもと継続的に会話できる英語教室・スクールが大きな役割を果たします。

    家庭で知識を定着させ、教室で実際に使うことで、4技能をバランスよく伸ばしやすくなります。

     

    英語教室・スクール選びのためのポイント

    小学生向けの英語教室・スクールを選ぶ際は、通いやすさや料金だけでなく、学習内容やサポート体制も確認しましょう。お子さまが英語を楽しく続け、成長を実感できる環境かどうかを見極めることが大切です。

    4技能を伸ばせるカリキュラムかどうか

    まず確認したいのが、「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランスよく学べるカリキュラムかどうかです。単語や文法を覚えたり試験対策をするだけでなく、聞いた内容について答える、英文を読んで意見を伝えるなど、複数の技能を組み合わせる活動があるかを確認しましょう。

    とくに「話す力」は、家庭学習だけでは習熟の機会を確保しにくい技能です。授業時間内に、お子さま自身が英語を使って講師やほかの子どもとやり取りする時間が十分に設けられているかも選定のポイントになります。

    お子さまが自信を持って学び続けられるか

    英語力を伸ばすには、お子さまが無理なく学習を続けることが欠かせません。年齢や英語力に合った目標が設定され、学習の進み具合に応じた指導を受けられるかを確認しましょう。

    英語でできるようになったことを具体的に伝えてもらえる環境であれば、成長を実感しやすく、自信や学習意欲が育まれます。

    反対に、試験の合否やテストの点数だけが重視される環境では、プレッシャーや失敗への不安から、自信や学習意欲を失ってしまうケースもあります。場合によっては、英語そのものが苦手・嫌いになるきっかけにもなりかねません。

    4技能の成長を客観的に確認できる指標や体制があるか

    英語力の成長は、学校の成績や「以前より話せるようになった」という感覚だけでは正確に把握しにくいものです。定期的なテストや評価を通じて、4技能の得意・不得意や伸びを数値・基準で確認できる教室を選ぶとよいでしょう。

    お子さまの現在の英語力が分かれば、次に伸ばすべき力や適切な学習内容も明確になります。

     

    ピアソンが提供する世界標準に基づいた客観的評価の仕組み

    お子さまに合った英語教室を選ぶには、授業内容だけでなく、学習による成長をどのように確認できるかも大切な判断材料になります。

    そこで役立つのが、ピアソンが開発した世界標準の英語力指標「Global Scale of English(GSE)」と、そのGSEにもとづいて4技能を測定する「English Benchmark - Young Learners(EBYL)」です。

    Global Scale of English(GSE)スコアとは

    GSEは、英語の習熟度を10~90のスコアで細かく示し、各段階で「英語を使って何ができるか」を具体的な学習目標と結び付けているのが特徴です。

    単に「初級」「中級」と分類するのではなく、「簡単な表現で自己紹介ができる」「短い会話の内容を理解できる」といった行動レベルで英語力を捉えられます。学びの現在地だけでなく、前回からどの程度伸びたのか、次に何を目指せばよいのかも確認しやすくなります。

    English Benchmark - Young Learners(EBYL) を導入したスクールに通うメリット

    EBYLは、お子さまの「聞く・話す・読む・書く」の4技能を総合的に測定するアセスメントツールです。合否の判定ではなく、「今できること」を確認することを目的としており、ゲーム感覚で取り組めるためプレッシャーを感じにくい設計になっています。また、測定結果は4技能ごとのGSEスコアと詳しいレポートで示されるため、得意な技能と、今後伸ばしたい技能を客観的に把握できます。

    EBYLを定期的に実施しているスクールであれば、普段の先生からのフィードバックに加え、客観的な評価をもとに、「どの力がどれだけ伸びたのか」「次のステップとしてどのような学習が必要なのか」を確認できます。お子さまに合った学習を見守るための判断材料となるでしょう。

  • A teacher sat at a desk with students raising their hands up at him
    • Language teaching

    【セミナーレポート】英語塾の成長を支える教育価値とは?J PREPの実践に学ぶ持続的なスクール経営

    投稿者 Pearson Languages
    所要時間: 6 minutes

    少子化や学習ニーズの多様化が進む中、英語スクールや塾には、学習成果の向上と持続的な事業成長の両立がこれまで以上に求められています。生徒や保護者から長く選ばれ続けるためには、魅力的な授業だけでなく、確かな成果を生み出す教育設計と、それを支える経営の仕組みが欠かせません。

    本記事では、個人塾を生徒数10,000人を超える教育事業へと成長させたJ PREP株式会社 代表取締役CEO・斉藤淳氏が登壇したセミナーの模様をレポートします。応用言語学に基づくカリキュラム設計、LTV(顧客生涯価値)を重視した事業モデル、そして保護者や生徒から長く選ばれ続けるための経営理念について、具体的な実践事例を交えながらご紹介します。

    セミナー開催概要

    • 主催:ピアソン・ジャパン
    • 開催日時:2026年9月13日(日) 
    • 登壇者:J PREP株式会社 代表取締役CEO 斉藤 淳 氏
    • テーマ:英語スクールの成長を支える教育価値とは? —本質的な英語力とLTVで考える持続的なスクール経営—

    登壇者プロフィール

    斉藤 淳 氏

    J PREP株式会社 代表取締役CEO 

    1969年山形県生まれ。上智大学外国語学部を卒業後、同大学院を経てイェール大学大学院博士課程を修了(政治学Ph.D.)。イェール大学助教授を経て2012年に帰国し、英語塾(現「J PREP」)を起業。同塾を首都圏や地元・山形を中心に生徒数10,000人を超える教育事業へと成長させた。応用言語学の知見を取り入れた独自の指導法と教材開発、データに基づくスクール経営を実践し、日本の英語教育の品質向上に取り組んでいる。

    この記事でわかること

    • 生徒数10,000人超へ成長した「J PREP」の経営理念
    • 広告宣伝に依存せずに選ばれ続ける「LTV(顧客生涯価値)」重視の事業モデル
    • 単一の指導法に固執しない「雑食主義」による指導の重要性
    • 成果を可視化する客観的指標の活用と講師育成のあり方

     

    持続可能なスクール経営の理念 ― 「LTVを高める」事業モデルの構築

    セミナーの冒頭、斉藤氏はJ PREPを設立した背景と、持続可能なスクール経営を実現するための事業モデルについて紹介しました。その根底にあるのが、「LTV(顧客生涯価値)」を重視する考え方です。

    「スクール経営において、『完全には上達させないことで、長く通わせる』といった不健全なビジネスはしたくありませんでした」

    そのうえで斉藤氏は、教育成果と事業成長は両立できると説明します。

    「効果的な指導により生徒のスキルが着実に上達することで、『辞めたくなくなる』形を目指しました」

    こうした考え方を実現するため、J PREPでは2歳から高校3年生までを対象に、学年だけでなく英語力に応じたレベル分けを実施しています。同じ学年でも3~6段階のクラスを設け、「生徒の現在地」から学習を始められるよう設計されているのが特徴です。また、カリキュラムは国際標準の指標であるCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)を基準に設計されており、保護者にも分かりやすいよう英検の換算値も併記されています。

    また、斉藤氏は日本の大手アパレル企業や大手自動車メーカーを例に挙げながら、「一部の限られた層だけに高額なサービスを提供するのではなく、多くの学習者に質の高い教育を届けられるバランス」を目指してきたと説明しました。そのためJ PREPでは、広告宣伝費を抑える(売上2~2.5%程度)一方で、教材開発や人材育成への投資を重視しています。質の高い教材を内製し、継続的に改善できる体制を整えることで、教育成果と持続的な成長の両立を図っているといいます。

     

    言語習得理論と「雑食主義」で実現する本質的な英語指導

    学習指導の面において、斉藤氏は「単一のメソッドにこだわりすぎないこと」の重要性を強調します。 

    「日本の英語教育業界では、文法だけ、会話だけ、といったように、自分の得意なアプローチにこだわる指導者が少なくないように思います。しかし、言語習得に必要な練習は本来、『雑食主義』であるべきです。文法、フォニックス、多読、会話、CLILなど、生徒にとって役立つものであればあらゆる練習を取り入れ、必要に応じて変えていく柔軟さが必要です」

    実際、J PREPでは年齢や発達段階、現在の英語力に応じた多角的なカリキュラムを展開しています。

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