68%の教師の英語力向上を実現
全国規模で測定可能な英語力の向上を実現するプログラム
2024年、インドネシアの教師・教育人材総局(Direktorat Guru Dikdas)は、ピアソンおよびPT Chandra Naya Laksana(CNL)と連携し、「English Teacher Proficiency Development Program(英語教師のための能力開発プログラム)(PKGBI)」を開始しました。Global Scale of English(GSE)によって支えられた本プログラムは、全国の小学校で英語教育が義務化される2027~2028年度に向けて20万人の教師のスキルアップを支援しています。
本プログラムにより、わずか10週間で68%の教師の英語力の向上を確認できました。
業種: 教育 所在地:インドネシア ソリューション:GSE
課題
インドネシアでは、教員のスキルアップに取り組む中で、下記の大きな課題がありました。
- 12,409人の教員のうち73%が初級レベルの英語力
- 38の州と13,000以上の島々にまたがる地理的な広がり、通信環境やデジタル対応力の格差
- 2027/2028年までに20万人の教員を対象にスキルアップが必要
取り組み
Global Scale of English(GSE)を基盤とした診断型ブレンデッドモデルを導入し、指導と評価における明確な目標を設定しました。
自己学習型のデジタル教材とライブセッションを組み合わせた10週間のブレンデッド研修を実施
デジタル認証と継続的なアクセスにより、学習成果の可視化と学習意欲の維持を支援
全国規模のトレーナーネットワークを構築し、地域の指導者を育成
成果
全国規模で英語力の向上を確認。
- 教員の68%の英語力が向上
- 41%が中級以上に到達し、7%が上級中級以上に到達
- 平均スコアはGSEで+3.7ポイントアップ、特にライティングでは+4.7ポイントの伸びを達成
「このプログラムが私にとってどれほど価値のあるものだったか、言葉では言い表せません。英語が母語ではない私は、話すことや書くことに自信が持てず、いつも苦労していました。しかし、この体系的なプログラムのおかげで、自分の弱点を明確にし、それを強みに変えることができました」
Nur Ainun, SMA 1 Negeri Rundeng