研究水準の精度を備えた学生の上達を促すアセスメント
学習の進捗を可視化し学生の意欲を高めるVersant by Pearson
常に変化する教育現場において、信頼性が高く効率的な評価ツールを見極めることは教師や研究者にとって非常に重要です。テクノロジーを活用したタスクベースの教授法に関する研究の再現プロジェクトを行った日本の大学の英語教師は、Versant by Pearson English Placement Test（VEPT）を活用し、予想を上回る成果を得ました。
業種:教育 所在地:日本 ソリューション:Versant by Pearson
課題
学生の上達を測る信頼できるツールを見つける
海外の大学で、動画制作のタスクが学生のスピーキング力に及ぼす影響を調べた研究がありました。日本の英語教師は、その研究を日本で再現しようと考えました。
研究を進めるには、タスクの前後における学生の習熟度を比較できるよう、その変化を正確に測れるツールが必要でした。
取り組み
正確かつ使いやすい、AIを活用したアセスメントの活用
教師は、学習の進捗を測定するためにVersant by Pearson English Placement Test（VEPT）を選定。4技能（スピーキング、リスニング、リーディング、ライティング）を測ることができるVEPTは、Global Scale of English（GSE）に基づき詳細にスコア（10〜90点）を算出するため、習熟度のわずかな向上も捉えられます。
また、分かりやすい受験手順や練習テスト、解説動画が揃っているため使いやすく、オンラインで実施できる点とAIによる素早い採点は、時間やリソースが限られた研究環境に最適でした。
成果
学生の上達を後押しする明確なインサイト
VEPT により、タスクの前後における完全なデータを収集できました。初期の分析で学生のスピーキング力に測定可能な向上が見られ、平均スコアが29.65点から32.18点に上昇。こうした変化は、精度の低いツールでは見逃されていた可能性があります。
学生からも、VEPTは使いやすく、自身の英語力に関する詳細なフィードバックは有意義であるという感想が寄せられました。分かりやすい手順と正確な採点は前向きな受験体験につながり、具体的なCan-Do（英語で何ができるかを記述したもの）により進捗が分かることで、学習意欲とエンゲージメントの向上にも役立ちました。
Versant by Pearson English Placement Testのおかげで学生のスピーキング力の向上を確認することができました。精度の低いテストツールを使用していたら見逃していたかもしれません。上達を可視化することで、学生のモチベーションとエンゲージメントを高めることにもつながりました。
Martyn McGettigan（広島市立大学)